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プロフェッショナルへの「道」

これからデザイナーを目指す皆様に、デザイン業界の「匠」が語る様々な情報をお届けします。

Case04 鈴木克典 氏

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流行に従った時代性をとりいれながら、普遍性を失わない店とは?
人間の本能や生理的な心地よさをもたらす空間を考えて、
知恵と経 験を練り混んだプランにはそれが具体化されている。
目的を達成するための装置としての究極のかたち
それが店であっても、家であっても、学校であっても、
あてはまる総合的な試みが、設計であると考えています。
人間には未来を予知する能力はないが、経験から予測をたてることが
ある程度可能であると思っています。
だれよりもそれが為せるのは設計というひとつの学問を極めた人間ではないでしょうか?
3ヶ月後、一年後、5年後の 完成を正確に予測、計画できるのですから。
完全な設計からは完全な結果があると信じています。
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有限会社ファンタスティックデザインワークス代表、鈴木克典氏は、「設計」に対する想いをこのように表現します。
「プロフェッショナルへの道」第4回特集は、商業施設のデザインを中心に、精力的に活躍されている鈴木氏をフューチャーし、デザインに対する想いを探っていきます。

鈴木克典氏 [プロフィール]
1967年生まれ 40才
1990 京都精華大学油絵学科卒業
1990 株式会社エムディー入社
      飲食店舗を中心に設計経験を積む
2001 株式会社エムディーを円満退社
2001 有限会社ファンタスティックデザインワークス設立
1件目より、国内にとどまらず、反響を呼ぶ店づくりを続けている

[主な実績]
銀座ヴァンパイアカフェジェイポップカフェ
渋谷ZARU月 横浜
迷宮の国のアリス銀座竹取百物語
西麻布バース代官山メロウボーテ
イズリール六本木チック
青山アリュックス代々木上原 ACパークス
ベルサイユの豚アメーバスタジオ


・現在、鈴木氏は「インテリアデザイナー」としてご活躍されていますが、どのような経緯でインテリアの道に進んだのでしょうか?
具体的にインテリアデザイナーという言葉を意識したのは大学3年生頃です。学生時代から流行りの飲食店を調べたり、ディスコに行ったりと、飲食店やエンターテイメントに興味があったんですが、中でも一人ニューヨークへ旅に出た時にレストランビジネスの華やかさ、エンターテイメント性には圧倒されましたね。
そんな中、当時日本のディスコ業界で頂点を極めていたであろうマハラジャをデザインした会社が東京にある事を知り上京、弟子入りしました。1年後にはバブル崩壊を目の当たりにしたりもしましたが、様々な案件を通じてそこでは「デザイン」というよりは「設計」というものをしっかりと身につけられたのではないかと思っています。結果、11年師事したのち独立しました。
2001年独立時にはデザイナーズレストランブームの流行も重なり、経験を活かして1店舗目から反響を呼ぶお店を作れたと思います。もちろん色々苦労もありましたが、、今までがあったから今があるんだろうな、と感じています。
今思うと、学生時代の遊びがきっかけになり、「これをやりたい!」と思えたこと、目標が出来たことがとても大きかったように感じますね。

竹取百物語 ベルサイユの豚

・鈴木氏は飲食店を中心に様々な商業施設のデザインに携わっておられますが、業界の流れや変化などに関してどのようにお考えですか?
そうですね、例えば飲食店を例にとると、10年前と現在ではクライアント自体が違ってきています。
10年前は良い店であれば2号店、3号店と展開し、付随してデザイン事務所も儲かる、というような流れが多かったように思いますが、今ではレアケースではないでしょうか?飲食は儲かる業界、だったのが、逆に厳しい業界と言われています。
また人気のある飲食店ばかりが誘致されるような飲食複合ビルが増えることで、ダメな店は淘汰されて、良い店が残っていく。今後は数だけで言うと少しずつ少なくなるのではないかと考えています。また、海外に目を向けると、やはり日本に発注する海外企業が多くなってきたと思います。
日本人はお金のコントロールが非常に長けていると思います。設計者が戦略的にお金をコントロール出来ているのではないでしょうか。物の形や流行り、かっこいいデザイン、という外面ではなく、しっかりとした見積もりを出し、お金の動きやお金の使い道まで考慮に入れたデザイン、設計を行う。そして、そこに設計料を支払う。そうした考え自体が今後グローバル化してくるのではないでしょうか。

Birth Nishiazabu Alux

・鈴木氏の手掛けた店舗を見ると、本当に様々なエッセンスが散りばめられているように感じますが、アイデアの源泉はどこから出てくるのでしょうか?
IZREEL ラフォーレ原宿店 そうですね、何かを常に考えている、ネタを考えている、という部分ですかね。本当に様々なことに興味がありますね。欲が広い、というような表現でしょうか。
空間デザインだけでなく誰かが着ている服やCDジャケット、車など、アンテナは常に広げています。
もちろん尊敬するデザイナーもいますよ。派手ぶらないで、店舗デザインを一つの学問や文化として取り組んでいる方が好きです。人間の動きが計算されつくされ、出来上がる作品も高尚で素晴らしいと思います。




・今後インテリアデザイナーを目指す方にメッセージをお願いします。
鈴木克典氏 初心を忘れないこと!それが一番ですね。なぜそれをやろうと思ったのか、思い返すことが大切だと思います。
達成しないのに途中で投げ出す人、挫折する人が多いです。なんの為にやるのか?お店を出店するのは大金が必要で、失敗すればその人の人生を狂わせる原因にもなります。なんとなくかっこいいからインテリアデザインをやりたい、という意識では通じません。
プライドを持ち、文化的職能だ、という意識を持ち、社会的地位をあげていかないといけないですね。




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      有限会社ファンタスティックデザインワークス
      URL:http://www.f-fantastic.com/
      設立年月日:2001年4月2日
      本社所在地:東京都渋谷区上原3-10-6 ステートリーホームス代々木上原302
      代表:鈴木克典 (Katsunori Suzuki)
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Case03 塩見一郎 氏

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デザイナーは一歩引いて、客観的な視点をもって、
どのようにすればそのお店が街に溶け込み、
違和感なく風景を構成する要素となっていくかを考えなくてはなりません。

オーナーや消費者の利益を生み出すことも大切ですが、
中立的に考えて、すべてに良いと思えるものを構築するためのバランス感覚を、
デザインの中にひとつまみ、潜ませておくことが大事なのです。
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spinoff 代表、塩見一郎氏は、「デザイン」に対する想いをこのように表現します。
「プロフェッショナルへの道」第3回特集は、商業施設のデザインにとどまらず、様々な分野で活躍されている塩見氏をフィーチャーし、デザインに対する想いを探っていきます。

塩見一朗氏 [プロフィール]
1962 兵庫県生まれ
1984 大阪芸術大学デザイン科 卒業
1984 インテリアデザインオフィス ノブ 入社
1992 イズアーキテクツ&アソシエイツ 設立
1999 スピン・オフ有限会社 設立

[主な実績]
XEX WEST(大阪)
XEX DAIKANYAMA(代官山)
ザ キッチン サルヴァトーレ(六本木ヒルズ・名古屋・京都・上海)
ル ショコラ ドゥ アッシュ(六本木ヒルズ)
日本料理 An(六本木ヒルズ)
スープストックトーキョー(各店)



・現在、独立されて20年余り経ちますが、塩見氏は、いかにして『デザイナー塩見一郎』になっていったのでしょうか?
浅野屋 (六本木ミッドタウン) 私は高校卒業後、芸術大学に入学したのですが、その時にはデザイナーになるのだ!というリアルな意識は全然ありませんでした。
入学当時の80年代は、ちょうどコピーライターという仕事が取り上げられていた時期で、広告業界が面白いと思われ始めたころです。
そのような影響もあり、私も広告業界に入ろうと思って芸術大学を選びました。
卒業する年にアルバイトをしていたお店の店長の紹介で、初めて本物のインテリアデザイン事務所、[インテリアデザインオフィス ノブ]を訪れ、本物のデザインとそのセンスに感銘を受けました。
それで、ぜひここに弟子入りさせてください!とお願いしたのです。
学校では実務に関してあまりリアルな情報がなく、具体的なデザインの仕事のイメージを持ちづらかったので、実はインテリアデザインを勉強しているといっても、あまりはっきりと目標にしてはいなかったのですが、その時から本当にデザインを仕事にしていくイメージが出来ました。
大学卒業後、[インテリアデザインオフィス ノブ]に入社し、東京の事務所の所長になったのですが、実はその当時は将来独立しようとは全く思っていませんでした。ただ時代はバブル絶頂期、バブルが崩壊後、東京事務所を一旦閉めようかという話になりました。それが独立するきっかけになったのです。
 入社1年目から東京事務所の所長をしていましたので、元から責任ある立場にありました。そのため、他の事務所へ移ろうなどとは1度も考えず、とにかくどのように今居る事務所をより良くしていくのか、そんなことばかり考えていました。そういう意味では、独立の前と後で何かが劇的に変わったということはありませんでしたね。事務所の場所も人も、そのまま委譲された形でしたし。

独立する前後、そのころはちょうど時代として、インテリアデザイナーが建築に関わり始めたころでした。私も、当時働いていた事務所の先生ともども建築に興味があり、建築とインテリアデザインの関わりは自然なことだと考えていましたので、資格を取り建築事務所としても登録しました。
ですが、やはりインテリアがベースになっているので、インテリアデザインの仕事がどうしても主になりますし、インテリアデザインと建築とでは仕事を進める上で色々な部分が微妙に違うんですね。本格的に行っていたわけではないので、一人で建築をやっていくのは難しい部分もありました。
現在ではデザイン事務所と建築事務所と一体になって、チームとしてやっていくという形になっていますね。
 独立当時はやはり様々な面で大変でしたが、どんな仕事であっても、一つ一つまじめにやっていくことで次の仕事へと繋がっていっていましたね。今では紹介で主に仕事を行っていますが、やはり前のデザイン事務所の先生には本当にお世話になりました。仕事の仕方など大変大きな影響を受けましたね。独立してからはなかなかお会いする機会はありませんが、変わらず大変尊敬しています。

FORTISSIMO H (名古屋ミッドランド) GELATERIA BAR natural Beat (表参道ヒルズ)

・84年からインテリアデザインの業界で活躍されて20年余りですが、現在までの間にこの業界の中で変わったこととは?
以前であれば、デザイナーの存在はちょっとした作家のようなもので、自分の価値観が表現されたデザインを「作品」と捉え、事業主や消費者のことを考えていないようなことも見受けられました。現在では事業主の持つビジネスモデルやビジネスイメージを、いかに具現化していくのかが重要になってきていると思います。
以前、飲食店は個人店舗が主で、なかなかインテリアデザインに予算を取れない状態でしたが、企業が飲食事業に進出するようになって商業デザインというものがかなり一般的になり、インテリアデザイン自体の認知度も向上しました。その影響も大きいと思います。

・デザイナーにとって大切なこととはどんなことでしょうか?
日本料理An (六本木ヒルズ) オーナーは、自分のお店を良くすることにどうしても気持ちを注いでしまうものですから、デザイナーは一歩引いて、客観的な視点をもって、どのようにすればお店が街に溶け込み、違和感なく風景を構成する要素となっていくかを考えなくてはなりません。
場を読み、オーナー、消費者、周辺の人々など、全ての人にとって良いデザインを作り出さなければ、お店がどんなに優れたセンスの建築であっても、その良さが伝わりませんし、ひいてはお店の良さも伝わらないのです。
出店されるオーナーには当然強い理想や価値観があります。でもそれが実のところは消費者の目線に立てていなかったりします。かといって、消費者側の感性にばかり合わせても利益を生み出せません。
ですから、オーナーの主張や意見を聞きつつも、完全にその通りにするのだけではなく中立的に考えて、すべてに良いと思えるものを構築するためのバランス感覚を、デザインの中にひとつまみ、潜ませておくことが大事なのです。




・塩見さんがスタッフに求めるものをお聞かせください
まずは自主性ですね。出来る、出来ないは別として、「自分ならこうする」というアイデアを常に持つ姿勢、全てにおいて自分で考える姿勢が必要だと思います。それが将来、自分なりのデザインスタンスにつながっていくものだと思うからです。

・求職者の方にメッセージをお願いします
とにかく何でも自分で常に考え続けることです。
何も考えずに何かをするのと、考えて行動するのとでは全然違います。
例えばスーパーのレジのバイトをしていても、重いものを下にした方がいいとか、考えてやるとやらないとでは全然違いますよね。
もちろん業界に入った最初は、簡単な作業から始めると思います。でも、その簡単なことをいかに工夫して、確実にきっちりしていくかということは後々まで大事なんです。
デザイン事務所では、コピーを取る仕事がしばしばあると思いますが、コピーのとり方ひとつとっても、出したい効果をいかにコピーして出すのか、工夫していく必要があるのです。うまく表現できないのをコピー機のせいにするのではなく、自分の工夫で、力で、いかに出していくか。考えることが大事なんです。
そして、そういったことを生活レベルでも考え続けることができ、また考え続けることを楽しめる能力が大切です。コピーひとつとっても、うまくいったら人に喜んでもらえますし、自分もうれしいですよね。その小さな一つ一つの積み重ね、それが「デザインしていく」ということなんです。

・最後に塩見さんの今後の目標などをお聞かせください
この10〜20年でデザイン業界は大きく変化し、デザイナーは作家視点から商業視点に変わってきました。その移行と共に、建築やグラフィックデザインなどあらゆるものが業界を超えて、ボーダーレスになってきています。その全てを私一人が出来るわけではありません。それぞれに関して能力のある人たちで集まって、一つのことに取り組んでいく仕事をしていきたいと思っています。積極的に彫刻家の方や、グラフィックデザイナーと連携した仕事をしたり、またブランディングの一部としてインテリアデザインを検討したりと、ニーズに応じていろんな人と組んで仕事をしています。このチームをどんどん強化して、いつも最適なデザインを提供していきたいです。

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      spinoff
      URL:http://www.spinoff.cc
      設立年月日:1999年3月20日
      本社所在地:東京都渋谷区恵比寿南2-8-2 キョウデンビル6F
      代表:塩見 一郎 (Ichiro Shiomi)
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Case02 西脇一郎 氏

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我々は、我々がデザインしたものが「かっこいいですね!」と呼ばれる事を望んでいません。
我々がデザインしたものが「繁盛しています!」って言ってもらえることが、幸せなのです。
商業施設のデザインは、デザインすることによって繁盛する、という事が大切なのです。
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株式会社 西脇一郎デザイン事務所代表、西脇一郎氏は、「デザイン」をこのように表現します。
Feature Designer第2回特集は、商業施設のデザインにとどまらず、様々な分野で活躍されている西脇氏をフューチャーし、デザインに対する想いを探っていきます。

求人@インテリアデザイン 特集記事Case2【西脇一郎氏】 [プロフィール]
1984.03 専門学校 桑沢デザイン研究所 リビングデザインインテリア住宅研究科 卒業
1984.04 有限会社 飯島直樹デザイン室 入社
1991.09 有限会社 西脇一郎デザイン事務所 設立
1994.04 専門学校 桑沢デザイン研究所 講師就任
1997.06 有限会社 エヌ・プランニング 設立
2006.04 株式会社 西脇一郎デザイン事務所 社名変更
2006.04 株式会社 エヌ・プランニング 社名変更




・現在、独立されて15年という事ですが、西脇氏は、いかにして『デザイナー西脇一郎』になっていったのでしょうか?
求人@インテリアデザイン 特集記事Case2【西脇一郎氏】 僕の身の回りには幼い頃から「デザイン」というものはごく自然にありました。
私が遊んでいるすぐ隣で、親族がデザイン関連の仕事をしていたので、彼らの仕事に自然と触れていたのです。
一番身近な憧れの存在でしたから、「表現する」という仕事全般に対して当時から興味を持っていました。
将来の夢も、その頃から「デザイナーになる」でした。
デザインという領域の中でも、なぜインテリアを選んだのかと言うと、高校卒業後、あるアルバイトがきっかけだったのです。
そのアルバイトは喫茶店やカラオケ、スナック、パブなど普段立ち入らないようなお店に行く機会が多かったのです。
それぞれの店で、内装や店の雰囲気はこんなにも異なるのか、と興味を惹かれました。
その当時はウィンドウディスプレイにも興味があったのですが、渋谷のファッションビルに入っているギャルソンやイッセイミヤケなどのデザイナーズブランドに影響されインテリアの道に行こう!と決めましたね。
「将来は独立するんだ!」ということは、その頃から常に思っていたので、その為に必要なものを全て勉強できる所で働こうと考えていました。
企業専属のデザイナーではなく、トップデザイナーが確立されている会社で2番手を目指すのでもなく、「西脇一郎」として仕事ができるようになろうと考えていました。
そういったことを念頭に置いて、独立したばかりの飯島直樹氏の元に飛び込みました。
今考えれば、現在の僕がいるのは、飯島氏の所に飛び込んだからだと思っています。
地位が確立されている有名デザイン事務所に行っていれば、僕はそこの2番手を目指していたかもしれません。

・インテリアデザイナーに必要なものとは何だと思いますか?
どんなレベルで働きたいかによって違ってくると思いますが、まずは基本をきちんと抑えることです。やはり結果を求められるので、基本が身についていなければ結果は出せません。
それを踏まえた上で、自分の事ばかりでなく、共に働くスタッフや会社のことを考えられる人がデザイナーとして伸びるのではないでしょうか。
自分の技術を伸ばし成長するところで終わらせずに、その技術で会社の為や共に働くスタッフに貢献するという考えが必要になると思います。
個々が評価される事のみではなく、会社が評価されることは、最終的に個々に還ってきます。
己の挑戦も成長も全て会社や共に働くスタッフの為、そこで自分の技術をどう活かし貢献するか、そういう風に考え行動できると、デザイナーとして確実に成長すると思います。

求人@インテリアデザイン 特集記事Case2【西脇一郎氏】 求人@インテリアデザイン 特集記事Case2【西脇一郎氏】

・西脇さんが求職者に求めるものをお聞かせください
「趣味はデザイン」と言えるくらい、デザインを身近なものだと捉えている事です。仕事以外ではデザインの事は考えたくないという方にデザイナーは向かないと言っていいと思います。デザインから目を逸らさない、デザインに関するキャパシティが大きい人と仕事をしたいと考えています。
経験者に関して言うと、すぐに人に頼まず、自発的に仕事に取り組んできた人がいいですね。そういった方は仕事の手順が明確にわかっているでしょうし、フットワークが軽い人とは仕事もスムーズに進むだろうと思います。

・最後に西脇さんの今後の目標などをお聞かせください
求人@インテリアデザイン 特集記事Case2【西脇一郎氏】 僕はデザイナーでもあるけれど、経営者でもあります。
受ける仕事やメディアへの露出なども、戦略的に行っています。
例えばメディアに対しては、時々顔を出し、時には露出を控える。
仕事もトップブランドのデザインの他、様々な依頼を頂いています。そして様々な仕事をまとめられるノウハウもついてきました。
お金をかけてゴージャスに見せるだけがデザインではありません。
僕たちはローコストで仕上げることももちろんできます。
メンバー全員がプロの集団、誰もが一を言えば十出来るレベルを目指しています。
「いいデザインをしてくれる会社」であるのはもちろんのこと、コスト面を含め相手が求めている答えを出せる「いい仕事をしてくれる会社」と評価されるようにしていきたいです。これまでも必ず売上アップを実現させてきました。
私たちはデザインを褒められるだけでなく、私たちのデザインによって売り上げが伸びる事を望んでいます。

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      株式会社西脇一郎デザイン事務所
      URL:http://www.nishi-d.co.jp/
      設立年月日:1991年9月1日
      本社所在地:東京都目黒区目黒1-24-12 伊藤忠エネクスビル3F
      代表:西脇 一郎 (Ichiro Nishiwaki)
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Case01 岩本勝也 氏

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デザインはスタイリングではない。
表層を整えることに意味はない。
ただ美しい空間をつくるなら、僕じゃなくてもいい。
僕の仕事は、まだ目には見えない目的を、五感と頭脳で感じ取って具現化することだ。
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EMBODY DESIGN ASSOCIATION代表、岩本勝也氏は、「デザイン」をこのように表現します。
クリエイティブな世界で活躍する様々な方を特集する『プロフェッショナルへの道』の第1回は、インテリアデザインにとどまらず、様々な分野で活躍されている岩本氏にスポットを当て、デザインに対する想いを探っていきます。

求人@インテリアデザイン 特集記事Case01【岩本勝也氏】 [プロフィール]
1988.3 大阪芸術大学 芸術学部 デザイン学科
     インテリア・デザイン専攻卒
1988.4 株式会社 丹青社 入社
1992.4 EMBODY DESIGN ASSOCIATION 設立
2003.9 Label Creators Production設立

[受賞暦]
JCD商環境デザイン奨励賞 '97
INAX SHOPデザイン銅賞 '97
JCD商環境デザイン奨励賞 '00
ディスプレイ産業奨励賞 '01
JCD商環境デザイン奨励賞 '03
他 JCD,DDA,SDA 等 入選多数。


・現在、独立されて14年という事ですが、岩本勝也氏は、いかにして『デザイナー岩本勝也』になっていったのでしょうか?
求人@インテリアデザイン 特集記事Case01【岩本勝也氏】 17、8ぐらいの若い頃、世間はバブルの時代、遊びに行くクラブも店もただきらびやかで、僕にはかっこいいと思えるものがなかなかなかった。その頃、漠然と「僕ならこうするのに」という事を思いはじめていました。そんなことを考えながら、大学でデザインの基礎を学び、また、自らの言葉・造形で誰かに何かを伝える、表現者としての基礎を積み上げ、デザインのおもしろさに、のめり込んでいったように思います。

卒業後、インテリアデザイン事務所を目指し東京に行こうと考えていたのですが、学生時代から、設計事務所や建築の現場、飲食店など、様々なアルバイトを重ねた事もあり、即戦力として使ってもらえる場所を探し、最終的には、僕を即戦力として必要としてくれた丹青社に入社しました。

独立するまでの3年間、丹青社では、その頃の花形だったミュージアムデザインの部署でプロジェクトに携わりました。正直なところその間、商空間をデザインしたい気持ちでいっぱいでしたが、振り返ってみるとミュージアムデザインを手掛けていたあの数年間が、紛れもなく今の僕の揺ぎない土台となっていることに気付きます。

なぜなら、ミュージアムには、小さい子供からお年寄りの方、外国の方まで本当に多様な人々が訪れます。そのあらゆる人々に展示内容を正確に伝え、さらに小難しい歴史や文明や科学を楽しく、興味深く感じてもらうことができなくてはなりません。その為に必要な思考的、技術的ノウハウは、絶対にどの分野のデザインにおいても繋がっているはずだと考えているからです。僕は、これまでも今も、デザインとは、ただカタチを作ることではなく、目的を具体的なカタチにしていくこと、だと考えています。

独立後は、ミュージアムデザインを引き続き行いながら、友達のお店をデザインし、その友達からの紹介で、お客さんの紹介があり、どんどん輪が繋がっていきました。

・デザインすることにおいて、必要なスキルや気持ちなどはありますか?
求人@インテリアデザイン 特集記事Case01【岩本勝也氏】 僕がデザインを行う上で大切にしている事があります。
あらゆる人の立場になり物事を考える、という事です。それは、商空間では、お客様やお店で働くスタッフ、経営者などそれぞれの立場で、与えられた条件は何なのか、またその諸条件は、本当に条件として成り立つのか、運営方法や立地、時代のニーズの欲求や不変的価値の構築など、どこに目的を置き、どのようにその目的を具現化していくのか感じ取り、考えることです。
図面が書けるとか美的センスなどは、磨けばなんとでもなると思うんです。相手が何を思っているか本音を感じ取ること、そして、その一歩先、半歩先を読むこと。感じ取り考える、そして、そこに関わる人を幸せにしたいというハートの部分が大切だと思います。デザインは、自己満足、自己表現ではないですから。

・これからデザイナーを目指される皆さんにメッセージをお願いします。
今後は、インテリアとか建築とかプロダクトとか、カテゴリーがどんどん曖昧になっていくと思います。最終的にはカテゴリーがなくなるのではないかと考えています。一つのカテゴリーに収まるデザイナー、ではなく、クリエイターとして、これは誰にも負けない、というものを勉強し社会に戦う為の武器を持ってください。

求人@インテリアデザイン 特集記事Case01【岩本勝也氏】 求人@インテリアデザイン 特集記事Case01【岩本勝也氏】

・最後に・・・「EMBODY DESIGN」
事務所名に使っている「EMBODY」は、「目的を具現化する」という言葉で、これは僕のデザインという概念の土台となる言葉です。そして、その「目的」とは、デザインしたモノやコトが、人と人、人とコト、個人と社会、人と内面の自己等を結び、幸せのきっかけを生み出すことだと考えています。そのために、デザインは美しく表層を整えるだけでは意味がないのです。
様々な既存条件と未来にあるべき姿を丁寧に結びあわせて構築、デザインすることで、出会いやコミュニケーションを生み出し、人に愛され、そこでの時間軸を常にプラスに変換して行くような空間になると考えます。それを僕は今までも目指して来て、これからも目指して行きます。

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      EMBODY DESIGN ASSOCIATION
      URL:http://www.embodydesign.com/
      設立年月日:1992年4月
      本社所在地:大阪府大阪市北区西天満1-1-11 レーベルビル2F
      代表:岩本 勝也 (Katsuya Iwamoto)
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