公開日:2024年3月28日
(更新日:2025年9月14日)
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求人広告で募集要項などと合わせて重要なのが掲載する写真です。求人広告の第一印象を左右するといってもいい重要なものですが、どういった写真が求職者の興味を引くのに効果的か、頭を抱えている採用担当者もいるでしょう。今回はインテリア・建築業界での求人募集において、どのような写真が効果的かを解説します。
求人広告の写真は求職者に興味をもってもらうために重要
昨今はインターネットでの求人媒体が主流で、膨大な数の求人が掲載されています。紙媒体ではページをめくれば全ての求人を眺めることができるのに対して、インターネットはクリックしてもらわないと詳細な情報がわからない仕様になっていることも多いです。
そのため、写真はパッと目に入り求職者の目を惹く情報として、キャッチコピーと共に重要な要素と言えます。キャッチコピーや本文作りで試行錯誤したり工夫を凝らしたりするのと同様に、写真にも手をぬかず魅力的なものを選びぬくことで、求職者の注目を集めることができるでしょう。
「施工事例」の写真は仕事をイメージしてもらいやすい
インテリア・建築業界の求人広告で掲載されている写真といえば、施工事例です。住宅やオフィス、飲食店、宿泊施設、結婚式場など扱う建物の種類はもちろん、デザイン性へのこだわりなども含め、どのような空間やデザインを扱っているかが、文章よりも断然良く伝わるので、インテリア・建築業界の求人広告ではぜひ掲載すべき写真といえます。
写真を複数枚掲載できる場合が多いので、偏りがなくさまざまパターンの事例を掲載するほうが、求職者が会社の仕事内容をイメージしやすく、興味関心を惹きやすいです。
また、施工事例は、やはりプロが撮影した美しい写真の方が印象は良く、実際に応募の問い合わせも多いそうです。「こんな空間づくりに携わりたい」と思えるような写真を選びましょう。
「社内の雰囲気」や「自社で働くメリット」が伝わる写真も効果的
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施工事例の写真のみを掲載している求人広告もありますが、複数枚掲載可能な際は「一緒に働くスタッフ」「オフィスや働く場所」「社内イベント」など会社の雰囲気がわかる写真も合わせて掲載するほうが効果的です。
さらにいうと、社内の雰囲気だけでなく「自社で働くメリット」が伝わる写真があるとなお良いでしょう。「若い人材が多く活気がある」「フリーアドレスなどがあり、自由な雰囲気で仕事ができる」「福利厚生の一環でドリンクや軽食などが用意されている」「研修制度が整っている」など、会社によってさまざまな魅力があると思いますので、それらの風景を撮影して掲載するのもおすすめです。
施工事例は美しい写真の方が良いとされていますが、それ以外は綺麗すぎない写真でも問題ありません。むしろ、いかにも撮影のために用意したというような写真よりも、普段のオフィスの様子などリアリティのある写真のほうが、会社についてのイメージが伝わる場合も多いでしょう。
ただし、薄暗い雰囲気よりは明るい写真の方が印象よく見えるもの。アプリなどで明るく補正したり、柔らかな自然光を活かして撮影を行ったり、ちょっとした工夫は重要です。現在はデジタルカメラの性能も良いので、気軽に撮影してみましょう。
文字とは違う写真のメリット
募集要項は必要な情報を項目に沿って正確に記載することが求められますし、広告の本文は仕事内容や会社についてわかりやすく説明することが第一です。
一方、写真はひと目でイメージを伝えることができるというメリットがあります。工夫の余地も大きいアピール方法なので、ぜひ、自社の魅力や仕事のやりがいが伝わるものを選びましょう。
FAQ:求人募集の写真についてよくある質問
Q1:求人募集に載せる写真で、「施工事例」と「社内の雰囲気」の写真はどちらがより重要ですか?
A:どちらも重要ですが、企業の魅力を多角的に伝えるためには両方を掲載することが理想的です。まず、デザイン性や事業内容が伝わる「施工事例」の写真で専門性をアピールし、求職者に「この会社で働きたい」という興味を喚起します。その上で、スタッフやオフィスの様子など「社内の雰囲気」がわかる写真を追加し、入社後の働き方を具体的にイメージしてもらうことで、安心感に繋げるのが効果的です。
Q2:プロに依頼する予算がありません。スマートフォンで求人用の写真を撮影する際のコツはありますか?
A:スマートフォンでも工夫次第で魅力的な写真が撮影できます。まず、オフィス内の照明を最大限に活用し、自然光が入る日中に撮影するなど「明るさ」を意識してください。手ブレを防ぐために脇を締めてしっかり構え、複数枚撮影しましょう。また、水平・垂直を意識すると構図が安定して見栄えが良くなります。最近のスマートフォンアプリには優秀な編集機能があるので、少し明るさを調整するだけでも写真の印象は大きく変わります。
Q3:求人募集の写真で、応募が集まりにくくなるような避けるべきNGな写真の例を教えてください。
A:応募を遠ざけてしまう可能性のあるNG写真として、まず「暗くて画質の悪い写真」が挙げられます。会社の印象まで暗く見えてしまいます。また、「散らかったオフィスやスタッフの表情が硬い写真」は、働きがいがないように感じさせてしまう恐れがあります。Webサイトなどから転用した、明らかにサイズの合っていない画像の使用も、仕事が雑な印象を与えるため避けましょう。
Q4:スタッフの顔写真を求人サイトに掲載する場合、どのような点に注意すればよいですか?
A:スタッフの写真を掲載する際は、必ず本人から掲載許可を得ることが最も重要です。無断で掲載すると肖像権の侵害にあたる可能性があります。また、撮影時は自然な笑顔を引き出すことを心がけましょう。証明写真のようにかしこまった表情よりも、普段の仕事風景や談笑している様子など、リラックスした雰囲気の写真の方が、求職者に親近感や安心感を与え、社内の良好な人間関係を伝えることができます。
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