公開日:2023年6月27日
(更新日:2023年6月27日)
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CADオペレーターを目指す際に重要なのが資格の取得。独学でも取得できるのでしょうか?そして取得したことで就職や実務にも役立つものなのでしょうか?今回はそんな疑問を解決しつつ、CADを独学で勉強する方法も併せてご紹介します。
そもそもCADオペレーターとは?
CADオペレーターのお仕事は主に設計の補助。建築士が手書きした図面を、CADという設計・製図をするためのコンピュータシステムでトレースします。そのほか、仕様書や手書きの概念図を設計図にする業務も担当します。建築士と相談しながら修正を行う作業もあるため、CADの操作スキルだけでなく専門用語や図面を理解する能力も必要な職業です。
時には、CADで作成した設計図に基づいて積算などを担当することも。建築に関する文書作成や電話対応など事務を担う場合は、Word、Excel、PowerPointの操作スキルも必要になるでしょう。
CADの資格は就職・転職に役立つ?
CADの資格は、「建築CAD検定試験」「テクニカルイラストレーション技能試験」「2次元CAD利用技術者試験」「CADアドミニストレーター」「CAD利用技術者試験」「オートデスク認定資格プログラム」「CAD実務キャリア認定制度」など多数あります。
就職・転職をする際は、CADの資格は必須ではありませんが、CADオペレーターは実践的なスキルを問われる仕事であるため、使用経験を求められる場合は多々あります。CADの資格を持っていれば「専門的な知識があり操作ができる」という証明になるため、就職を有利に進めていくことが可能です。
CADについて独学で学ぶ方法
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CADの資格は独学だと取得が難しいという声もたくさんありますが、不可能ではありません。資格を取得するために、テキストで過去問を繰り返し解いて、知識を身につけましょう。実技試験の対策としては、テキストに付属したDVDやネット上に掲載された動画で操作方法を学んだうえで、過去問を解くことをおすすめします。
【参考書で勉強する】
専門学校やスクール、講座などに通わなくても、参考書を活用することで独学でも学ぶことができます。CADの操作方法を説明する初心者向け、作図について詳しく解説している中級者向け、専門性の高い技術を学習できる上級者向けなど、内容は参考書によってさまざま。自分の技術に見合った参考書を選び、段階ごとに参考書を変えていきましょう。1冊で完結したい時は、コマンドに関する詳しい解説があり、図面の作成についても学べる参考書がおすすめです。
【動画で学ぶ方法も】
DVD付きの参考書を用意すると、実践スキルをよりいっそう習得しやすくなります。YouTuber(ユーチューバー)などがアップしている動画で、CADの基礎知識、操作方法、設計方法を学ぶことも可能です。CADの練習用図面をウェブサイトに掲載している企業もあり、トレースの学習に活用することができます。
また、勉強していてわからないことがある場合は、ネットで検索したり質問してみたりする方法も。実務でCADオペレーターをしている方でも、ネットで調べながら作図することがあります。
【用意すべきもの】
CADを独学で勉強するうえで参考書の他に必要なものは、パソコンやCADソフト、プリンターです。
パソコンで望ましいのは、CADソフトの操作に対応できるだけのスペックを備えたもの。CADソフトは、無料のものが充実しています。建築物の設計や製図に使われることが多いソフトは、AutoCADやJw-cad、ArchiCAD、Autodesk Revitなど。何か一つのソフトでCADの基礎を学んでおけば、就職後に異なるソフトを使用することになっても、短期間で慣れることができるはず。
プリンターは、作図した設計図に間違いがないかを確認する時に、プリントアウトするためのもの。建設業界ではA3用紙を使うことが多いため、A3に対応した機種を用意しましょう。A4対応のプリンターしかない場合、図面の尺度設定を変えて出力するのは初心者だと難しく、出力選択を間違えて異なる尺度で印刷してしまうケースもあるので、ご注意ください。間違いの確認はパソコン上でもできますが、CADオペレーターの実務でもプリントアウトしてチェックするため、実際の業務と同じ方法で確認する練習をしておくことをおすすめします。
CADの資格取得を目指しながら、基礎やスキルを身につけよう
参考書や動画を活用することで、独学でCADのスキルを習得できます。CADオペレーターになるために、資格は必須ではありませんが、試験に備えて身につけた基礎やスキルは、就職後の業務にも活かすこともできるでしょう。就職・転職の際にCADの使用経験を求められるケースも多く、資格が「CADのスキルや知識を持っている」という裏付けになります。就職や転職を有利に進めるためにも、ぜひ資格取得を目指しましょう!
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