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国家資格「建築施工管理技士」とはいったいどんな仕事? 仕事内容や1級・2級の違いを解説

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様々な専門工事が行われている建築工事の現場では、工程ごとに多くのスペシャリストが集まっています。とはいえバラバラに働いているだけでは現場がまとまらず、トラブルの原因になってしまうことも。そこで大切になってくる仕事が「施工管理」です。専門家たちをまとめ、現場を指揮する大切なポジションですが、なかでも今回は、施工管理を専門にする国家資格「建築施工管理技士」について解説します。

そもそも「施工管理」とはどんな仕事?

「施工管理」とは、字の通り施工全体の管理を行うことです。施工作業そのものを行うわけではなく、施工現場を含む工事全体を俯瞰して管理します。現場の安全管理はもちろんですが、施主の要望や予算に合わせた施工計画、スケジュール管理、品質管理などが主な業務となっており、デスクワークが多めです。施工管理の仕事は膨大で責任も大きいため、施工の規模の大きさにより複数人で行うこともあります。この施工管理を専門に扱う国家資格が「施工管理技能士」です。

建築施工管理技士は国家資格。1級と2級の違いは?

「施工管理技能士」の国家資格は、携わる工程により「建設機械施工技師」「土木施工管理技士」「建築施工管理技士」「電気工事施工管理技士」「管工事施工管理技士」「造園施工管理技士」の6つの資格に分かれます。

なかでも建築施工管理技士は、施工計画の作成や、工程・安全・品質・進行・予算の管理など、仕事内容が多岐にわたるため、施工全般に対して多くの知識が必要です。また建築施工管理技士の資格は1級と2級に分かれていて、扱える内容が異なってきます。

■主任技術者・管理技術者として重宝される「1級建築施工管理技能士」
1級建築施工管理技士は扱うことができる工事現場に制限がありません。建築・土木・鋼構造物・舗装・管工事・電気工事・造園工事の特定建設業7業種を扱うためには、営業所ごとに専任技術者か監理技術者が必要ですが、1級建築施工管理技士であればいずれにも就くことが可能です。そのため大規模な現場であればあるほど、1級建築施工管理技能士の需要が高くなってきます。

一方、受験資格は2級に比べて厳しくなり、以下に記載したいずれかの経験が必要です。

1)指定学科である大学を卒業後、3年以上の実務経験
2)高等学校を卒業後、10年以上の実務経験
3)2級建築施工管理技士の資格保有者の場合、2級建築施工管理技士資格を獲得後、5年以上の実務経験

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■担当工事に制限はあるも主任技術者として活躍できる「2級建築施工管理技能士」
2級建築施工管理技能士の資格は、「建築」「躯体」「仕上げ」の3つに分かれています。そのため、どの資格を取得するかで担当できる業務が変わってきます。とはいえ3回試験を受けてすべてに合格すれば、すべての業務を担当することが可能です。

2級建築施工管理技士の場合、担当することが可能なのは一般建設業営業所の専任技術者、主任技術者までで、1級建築施工管理技士に比べると、活躍の場がやや狭くなります。とはいえ、受験資格は1級に比べて縛りが緩く、また2級の資格取得後、5年以上の実務経験があれば1級の資格受験条件を満たすことができるので、まずは2級からステップアップを図るのも良いでしょう。2級建築施工管理技士の受験資格は次の通りです。

1)指定学科である大学を卒業後、1年の実務経験
2)高等学校卒業後、3年の実務経験

資格だけでなく、現場をまとめる力が必要

施工管理技士の仕事は専門知識が必要となるだけでなく、現場をまとめ上げるためのコミュニケーション能力やリーダーシップ性が必要となってきます。さらに計画性があり、スケジュール管理、マルチタスクが得意な人に向いているといえるでしょう。

建築施工管理技士は現場が一丸となるために裏方として調整したり、トラブル解決に向けて動いたりと大変ではありますが、とてもやりがいがある仕事です。必ずしも資格が必要なわけではありませんが、国家資格を持つことで自信がつき、これまで以上に積極的に仕事に取り組めることもあるでしょう。キャリアアップを考えているなら、資格取得を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

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