公開日:2019年6月4日
(更新日:2023年6月27日)
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さまざまな店舗や商業施設、イベント会場などのデザインやコーディネートをするのが、「空間デザイナー」の仕事です。主に住宅や屋内のデザインを手掛けるインテリアデザイナーなどと共に、インテリア業界では一定の人気がある仕事といえるでしょう。今回は空間デザイナーになるためのステップを紹介します。
未経験者は専門学校などで学習。認定試験の取得がおすすめ
空間デザイナーになるには、デザインやインテリアの基礎、グラフィックソフトの使い方など、さまざまな知識を要するため、美術やデザインの学校に通うのが一般的。インテリア業界で全く経験がない場合や新卒で空間デザイナーの職に就きたいという場合は、まずは専門学校などで学ぶことが必要です。
空間デザイナーの職に就くのに資格は不要。ただし、日本デザインプランナー協会が主催する「空間ディスプレイデザイナー1級・2級認定試験」という認定試験があり、未経験から空間デザイナーを目指す方は、取得しておくと1つのアピールになるでしょう。また、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフト、VectorworksなどのCADソフトを使用できるかどうかも重要なポイントに。
空間デザイナーの就職先は?事前に希望や得意ジャンルの調査を
「空間デザイナー」の仕事は、デザイン事務所、空間プロデュースを行なっている会社、設計事務所、不動産会社、ハウスメーカー、アパレルメーカーなどで求人募集が行われており、そのような企業に応募して職に就くのが一般的といえます。
会社によって、商業施設、店舗、イベントの展示会場、屋外か屋内かなど、空間プロデュースするジャンルが異なるので、自分の希望するジャンルを取り扱っているか事前にしっかりと調査してから応募するようにしましょう。
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求人応募のポイントは? ポートフォリオは必須
空間デザイナーになるための就職活動は、一般的な就職活動と大きな違いはありませんが、ポートフォリオの提出を求められますので、事前に用意しましょう。
ポートフォリオでは、採用担当者に短時間で分かりやすく、自分のスキルと得意分野、今後やりことを伝えなくてはいけません。そのために、ただ作品をファイリングするだけ、というのはNG。
まずは、応募先企業に合わせて、よりアピールしたい作品からファイリングするようにしましょう。時間がないとすべてをじっくり見てもらえない場合もあるかもしれません。また、志望する会社にマッチするスキルや得意分野を印象付けるのにも有効です。さらには、作品にはアピールポイントや簡単な解説などのコメントを入れておきましょう。作品数は少なすぎても多すぎても判断がしづらいので10作品前後に、ページ数は15~25ページを目安にすると良いとされています。
面接のポイント、注意点。コミュニケーション能力もチェック項目に
空間デザイナーはクライアントや施工会社とのやりとりも多く、さまざまな人と作業を進める仕事です。そのため、コミュニケーション能力も重視されます。担当者の目を見て話をする、アポイントの時間を厳守するなど基本的な振る舞いはチェックされていますので、注意しましょう。
また、志望動機はもとより、自分の得意分野を活かして、就職先でどのような空間デザイナーになりたいかは必ず聞かれますので、自分が今後関わっていきたい仕事を明確にしておき、それをきちんと伝えることが必要です。ポートフォリオの作品について、説明や補足を求められるのでその準備もしておきましょう。ポートフォリオにコメントを入れておくのは、面接で慌てないためにも有効です。
華やかなイメージがある空間デザイナーの仕事ですが、一方で、思ったよりも地味な作業が多かったり、タイトなスケジュールに苦労したりすることもあるかもしれません。とはいえ、自分のセンスが試される機会も多く、その分やりがいを感じることも多い人気の仕事です。これから空間デザイナーを目指したいという方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
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