公開日:2019年6月11日
(更新日:2023年6月27日)
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内装のデザインや装飾、空間設計をトータルに担当するのが、空間デザイナーの仕事です。近年人気の職業なので、新たに空間デザイナーとして活躍したいと考えている人もいるのではないでしょうか。専門学校などに通って基礎から教えてもらえる機会があればよいのですが、すでに別の仕事をしている場合、会社を辞めて未経験の新しい道を目指すのは勇気がいります。では、未経験者が独学で「空間デザイナー」を目指す場合、どのようなステップが必要になるのでしょうか。詳しく紹介します。
空間デザイナーは未経験・独学でもなれるのか?
空間デザイナーは何より「センス」が問われる職種です。資格がなければ就労できない仕事ではないので、独学でもなることはできます。ただし、デザインの知識は当然、必要です。建築物の構造に関する理解、図面の書き方はもちろんのこと、自分がデザインしようとしている「空間」の周辺環境や歴史の勉強もしておいたほうが良いでしょう。独学でこの仕事を生業にするのであれば、そのような「基礎知識・見識・見解」を何かしらの手段で蓄えることが重要と考えられます。
独学で空間デザイナーを目指すためのステップ。おすすめの資格は?
独学で空間デザイナーを目指す場合、テキストや参考書などを購入して勉強することを思い浮かべる人が多いと思います。もちろんそれも大切ですが、ほかに考えられるステップを一例として挙げてみます。
1、自身が「デザイン」をしてみたいと思う「空間」をまず想定する。そしてそこがイベント会場やホテルのロビー、博物館など、誰しもが足を運ぶことができるスポットであれば、とにかく足を運び、見学。その「空間」がどのようなデザインで創り上げられているかなどを観察する。
2、自身が好きで尊敬している空間デザイナーがデザインした物件を分析する。
3、作成したデザイン画や設計図などを、空間デザイナーを扱っている企業、もしくは商業施設などを運営している企業に売込み・アピールをしてみる。
また、個人で売り込む際に「取得しておくと有利な資格」としては、公益財団法人日本デザイン振興会認定試験である「空間ディスプレイデザイナー認定試験」、公共社団法人インテリア産業協会主催の「インテリアコーディネーター」などが挙げられます。
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独学だと厳しい一面も。働きながら学べるスクールや通信講座で近道を
独学で空間デザイナーになることは可能ですが、一方で難しさを感じることも多くあるでしょう。もし独学以外で空間デザイナーを目指したい場合は、空間デザインを請け負っている会社でアルバイトとして就労したり、個人的に気になる空間デザイナーの元に、単独で弟子入りを志願したりすることなどが考えられます。また専門学校に入学し、一から勉強するというのも手です。
とはいえ、今現在、別業種で働いていたり、別のことを学んでいたりする場合、難しいことも。そこでおすすめなのが、働きながら通えるスクール・通信講座などを検討する方法です。年齢を問わず実力を身に付ければ就労できる職業でもあるため、幅広い年齢層が受講しており、全くの異業種から「空間デザイナー」に転職した人も珍しくはありません。
独自性が問われるこの仕事への、理想的なファーストステップとは?
空間デザイナーの仕事は国家資格などを必要とする仕事ではないため、独学でなろうと思えばなれる仕事ではあります。しかしクライアントから仕事を獲得するには、相当なセンスと知識が必要です。そのため専門学校に通う、もしくはアルバイトとしてでも、まずは「空間デザイナー」としての仕事を肌で感じられる世界に入り込むことが、ファーストステップとしては望ましいといえます。もしそれらが難しい場合は、通信講座などを利用して、空間デザインについての学びをスタートさせてみてはいかがでしょうか。
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