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CADが使えれば就職に有利? 幅広い業界でスキルを活かせるCADを学ぶメリット・デメリット

画像素材:PIXTA
建築だけでなく、機械や航空、インテリア、アパレルまで、多岐にわたる業界の製図に欠かせないソフトウェアとなっているCAD(Computer-Aided Design)。CADを学ぶと実際にどんなメリットがあるのでしょうか。学ぶことで身につくスキルと併せてご紹介します。

CADを身につけることでできるのはどんなこと?

まずは、CADのスキルを身につけることによってできることを見てみましょう。

■PCを使って図面を描くことができる
手書きで図面を作成するとかなり時間がかかってしまいますが、CADを使えば図面製作に費やす時間が一気に短縮。作業効率化を図ることができます。

■図面を立体的に見せる3DCADソフトウェアも
現在多くの企業で導入が進んでいる3DCAD(立体形状の製図用途に特化したCADソフト)。従来の2DCAD(平面図の製図用途に特化したCADソフト)と比較して、図面が立体化されたことで、建物や製品の様子がさらにわかりやすくなりました。今後は3Dプリンターの普及が進んでいくと考えられており、3Dプリンターに欠かせない3DCADの技術もより重要性が増すといわれています。

■CADデータをクラウドで共有することも可能に
最新のCADソフトウェアには、クラウド上でCADデータをやりとりできるものも登場。取引先やデザイナー、CADオペレーターなど、プロジェクトに関わる複数の担当者でクラウド上のCADデータを共有しながら閲覧・編集ができ、より利便性が向上しています。また、最近ではタブレットで利用できるソフトもあり、さらに進化が進んでいます。

CADを学ぶと、どんなメリットがある?

CADのスキルを学ぶことで得られるメリットは、以下が考えられます。

■幅広い業界でスキルを活かせる
CADの技術を身につけることで、建築業界や機械、インテリア、アパレルなど、設計図を必要とする幅広い業界で働くことができます。転職の際にも、CADのスキルを活かせる別の業界に挑戦できる可能性も考えられるでしょう。

■各業界で需要が増えることが見込まれる
現在、各業界で3DCADの導入が進み、3DCADを扱える人材の需要が増加しています。今後も3Dプリンターの技術革新が進むことが考えられており、ますますCADスキルの保持者が必要な時代に。人材の需要が減るということはあまり考えられず、就職先や転職先も探しやすいといえます。

■自分のペースで、スケジュールを立てて働ける
PC上での作業が主になるため、納期までのスケジュールをコントロールしながら、ある程度自分のペースで働くことが可能です。また会社に属する以外にも、派遣や在宅といった働き方も選ぶことができます。

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CADを仕事に活かすうえでの注意点

一方、CADを仕事に活かす仕事にはいくつか注意点も考えられます。下記を念頭に置いておきましょう。

■意識的な健康管理が必要
どのデスクワークでも共通していることではありますが、CADオペレーターなどの設計者は特に、一日中PC画面を見ながら座りっぱなしになることが多い仕事です。意識的に数時間ごとに体を動かすなど、健康管理には気をつけたほうがいいでしょう。

■残業が多くなる可能性も
自分である程度スケジュールを組める面もありますが、クライアントや設計者など多くの人が関わって仕事を進めることが多いため、修正対応などが増えてしまう場合も。その際も納期には間に合わせなければならないこともあり、残業が多くなる可能性も考えられます。

CADのスキルは将来需要が見込まれる分野であるほか、自分で設計した図面から成果物ができるといったものづくりの醍醐味が味わえることも魅力です。興味がある場合は、CADの技術を身につけることを検討してみてはいかがでしょうか。

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