公開日:2019年10月30日
(更新日:2023年6月27日)
画像素材:PIXTA
インハウスデザイナーとは、“インハウス”という言葉の響きから想像できる通り、社内デザイナーのこと。デザイナーを目指している方や、転職を視野に入れられている方であれば、耳馴染みのある言葉かもしれません。今回はインハウスデザイナーの仕事内容についてお届けします。
インハウスデザイナーの仕事内容
インテリアデザイナーとしての就職先は、デザイン・設計会社だけではありません。飲食、アパレル、アミューズメント関係などの企業でインハウスデザイナーとして働くなど、選択肢は様々です。
そんなインハウスデザイナーのメインとなる仕事は、自社ブランドのデザイン。例えば飲食企業の場合、自社運営店舗のコンセプト企画、インテリアデザイン業務などが考えられます。
店舗の立地条件やターゲット層などを考慮した上で、会社のコンセプトなどを踏まえてデザインに落とし込んでいきます。デザイン・設計会社へ外注している企業も多いですが、インハウスのデザイン部門を設けている企業も少なくありません。
インハウスデザイナーとして働くメリットとは?
インハウスデザイナーとして学校卒業後から就職という方もいますが、デザイン・設計会社である程度キャリアを積んで、ゆくゆくはインハウスデザイナーになりたいと思う方、実際に転職された方も多いようです。つまり、バリバリと働くインテリアデザイナーにとってそれだけ魅力のある仕事ということでしょう。理由は以下が考えられます。
■無理のない労働時間
フリーランスやデザイン・設計会社に勤めるインテリアデザイナーの場合、クライアントの要望が第一。急に納期が早まり残業ということも少なくありません。インハウスデザイナーの場合は、ほかの社員と同様の就業規則のもと働くため、労働時間のコントロールがしやすいといえます。家庭を持つ方、プライベートを充実させたい方にとっても大きなメリットでしょう。
■収入面の安定
企業の給与規定に則った金額となるので、比較的安定しているといえます。残業代、ボーナスが支給される場合も多いようです。
■福利厚生などの条件の良さ
社会保険や特別休暇、社員割引や家賃補助などの福利厚生はなんといっても魅力的。ただし、福利厚生の内容は会社によって異なるため、気になる方はあらかじめ確認しておきましょう。
■ビジネスマナーを勉強できる
インテリアデザイナーにとって、違う職種の情報、一般常識的なビジネスマナーやスキルを学ぶ機会はそう多くはありません。会社が開くセミナーや他部署の方との会話を通じて得る知識は大きな財産。新社会人にとってもメリットといえるでしょう。
画像素材:PIXTA
インハウスデザイナーとして働く場合に注意すべき点は?
メリットを中心にお伝えしてきましたが、「もっと冒険をしたい」と思うデザイナーにとっては物足りないと感じる面もあるようです。
また、企業のいち会社員のため、企画、マーケティング、予算管理、雑務等、並行してデザイン以外の業務にあたることもあります。デザインに集中できない環境や、自分のやりたいようにはデザインできないことに理想とのギャップを感じてしまう場合もあるようです。
とはいえ、どんな仕事においても不安や悩みはつきもの。インテリアデザイナーとしての就職を考えている方は、自分の得たいスキルや就業環境などを改めて考えつつ、様々な方向性を検討してみてはいかがでしょうか。
求人@インテリアデザインでは、インテリア業界に関わる様々な求人転職情報をご提供しています。
空間デザイン・空間設計の求人転職情報
すべての求人転職情報