インテリア業界で就職・転職をする際に重視することは? 登録者へアンケートを実施
2020年05月19日

求人@インテリアデザインでは、登録者(求職者)の皆さまに対して「就職・転職をする際に重視すること」についてのアンケートを実施しました。今回は、インテリア業界の求職者がどのような点を重視しているか、求人を選ぶ際の参考になりそうな点をまとめました。
■調査概要
調査対象:求人@インテリアデザインの登録者(求職者)
回答数:81名
75%以上が「社風や人間関係などの会社の雰囲気」を重視
まず、就職・転職をする際にもっとも重視する人の割合が高かった項目が 「社風や人間関係などの会社の雰囲気」でした。半数近くの45.7%が「とても重視する」と答えています。続いて「まあまあ重視する」が30.9%。75%以上もの人が「社風や人間関係などの会社の雰囲気」を重視するという結果です。インテリア業界は小規模な企業やデザイン事務所が比較的多く、人間関係は密になりがち。また業務でも社内外問わず人との連携が必要とされる仕事です。それらを踏まえて、会社の雰囲気を見ながら職場を選んでいる人が多いのではないでしょうか。

会社の規模よりも、会社や代表者の実績を重視する傾向
続いて、多くの人が重視すると答えたのは「代表の経歴・実績・人柄」。回答は「まあまあ重視する」がもっとも多く35.8%でした。「とても重視する」は23.4%で、半数以上の人が「代表の経歴・実績・人柄」を重視すると答えています。会社や事務所が少人数であればあるほど代表者の意向は業務に大きく影響するため、応募先を探すうえでは重要なポイントとなるでしょう。また、代表者の経歴や実績を重視する人が多いのは、この業界の特徴とも言えるでしょう。

クリエイティブ職での就職・転職であれば、自身の目指す方向と合致しているか、やりたいことと合致しているかを判断するために、それぞれの会社の実績を重視するというのは、ある意味当然の結果と言えます。


労働環境を重視する人は60%以上
「休みがしっかり取れる/勤務時間が過度に長くないこと」について重視するかという設問に対しては、「とても重視する」との回答が32%、「まあまあ重視する」が29.6%と、60%以上の人が「重視する」と回答しています。続いて「どちらともいえない(25.9%)」「あまり重視しない(8.6%)」「全く重視していない(3.7%)」という結果です。
・子育てと両立できる環境かつ理解があること。
・労働時間。裁量労働制ではないこと。残業代がきちんとでること。
・在宅などの勤務形態の柔軟性。
・通勤時間、副業可、確定拠出年金制度。
・通勤時間が短いこと。
・勤務時間内の業務量のバランス。
インテリア業界は納期に対して業務量が多く長時間労働に陥りがちな業界ですが、昨今の働き方改革の影響などもあり、労働環境を意識して職場を選ぶ人はかなり増えていることが伺えます。
ちなみに、給与を重視するかという設問に対しては、「まあまあ重視する」がもっとも多く42%。続いて「とても重視する(28.4%)」「どちらともいえない(22.2%)」「あまり重視しない(4.9%)」「全く重視していない(2.4%)」という結果でした。

回答者の56.8%が独立志向。キャリアップを望む声も多い
アンケートでは、就職・転職をする際に重視すること以外に「将来インテリア・建築業界で独立したいと考えているか」を聞いたところ、56.8%が「はい」、43.2%が「いいえ」と回答。独立志向の人が多いことがわかりました。
また、先述の「その他に重視していること」の自由回答では「クリエイターではなくディレクションの立場の求人」「会社と一緒に成長できるかどうか」「やりがいがある仕事かどうか」「海外物件の実績とそのレベル、デザインの深度」「キャリアを活かせて長く働けるところ」など、キャリアアップを望む回答も多く、キャリアアップや独立を見据えて仕事を探している人の割合は高いようです。
アンケート結果を統括すると、大半の人が独立を含めキャリアアップ志向で、長く続けられる労働環境を望む人が少なくない、という印象を受けます。まずは仕事内容や労働環境について、自分が譲れない条件を定めてから就職・転職先を探すことをおすすめします。
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