公開日:2020年7月17日
(更新日:2023年6月27日)
画像素材:PIXTA
インテリアデザイナーとして何年か経験を積んだ場合、さらなるキャリアアップを目指し転職を考える人も少なくないでしょう。しかし、インテリア業界の仕事は幅広く、求人情報も多くあるため、自分にぴったりの転職先を見つけることが難しい場合も。そんな中でより良い転職先を見つけるにはどうすれば良いのか、インテリアデザイナーが転職先を選ぶ際に、見ておきたい4つのポイントを紹介します。
【1】自分が手掛けたいデザインや業務に携われるか
一口にインテリアデザイナーと言っても、手掛ける対象は飲食、理美容、物販、アミューズメント、宿泊施設、オフィス、公共施設、住空間など幅広くあります。
さらに、企業の規模や方針によって、携われる業務が異なる場合も。例えば、比較的大きな企業では、ジャンルを問わず幅広い施設を手掛けることができたり、公共施設や商業施設などの大規模な空間を担当できたりすることもありますが、業務が細分化され、プロジェクトの一部のみを担当するといった場合もあります。
一方で商空間、住空間など特定の分野に特化している比較的小規模なデザイン事務所では、プロジェクト全体や関連業務まで自身で担当することもあるでしょう。また、小売企業や飲食企業などが、自社店舗をデザインするためのインテリアデザイナーを募集しているケースもあります。
まずは、自分が手掛けたい分野を明確にしましょう。やりたいことがはっきりすれば、大きな企業への転職が良いのか、個人のデザイン事務所が良いのか、それともハウスメーカーなどが良いのか、ある程度応募先を絞れるようになります。
【2】デザインの方向性が自分の好みとマッチしているか
勤め先のデザインの傾向が、自分の好みややりたいこととマッチしているかどうかも、自身の才能を伸ばすうえでとても重要です。
施設や空間は、利用者や居住者、クライアントによって求められるものが違います。そのため、基本的にデザイン事務所は、クライアントの要望や利用者のニーズに応えることが求められますが、そんな中でもある程度得意なデザインやカラーがあります。
例えば住宅を扱う設計事務所では、くつろげる空間をつくるのが得意な事務所もあれば、意匠面にこだわる傾向がある事務所、または、家事動線などの使い勝手を優先した住宅が得意な事務所もあるでしょう。
デザインの傾向をチェックするには、HPなどで会社が手掛けた実例をチェックしてみるのがおすすめ。また、インテリアに関するデザインアワードなどを受賞している場合には、受賞作品を見ることも大いに参考になります。代表者の経歴や実績を確認するのも良いでしょう。
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【3】自分のキャリアビジョンに合っているか
キャリアビジョンを踏まえて転職先を選ぶことも大切です。例えば、いつか自分のデザイン事務所を持ちたい人は、小さな事務所など、運営に関する一連の業務を経験できるような環境を選ぶのもおすすめです。また、独立後に役立つような企業とのコネクションや横のつながりを構築しやすい職場を選ぶ方法もあるでしょう。
一方、長く企業で働きたい場合は、雇用が安定しているか、福利厚生や給与体系が整っているかを確かめることも重要となります。資格取得の支援制度や昇給制度など、収入アップやキャリアアップができる環境かどうかもチェックしたいところです。
【4】気持ちよく働ける環境が整っているか
業界問わず働き方改革が叫ばれる中、労働環境を重視して企業を選ぶ人が増えています。特に、家庭を持っている人や趣味などのライフワークがある人にとっては、大切なことでしょう。インテリア業界は、クリエイティブかつ、クライアントありきの仕事のため、労働時間は長くなりがちです。心身ともに無理なく働けるよう、残業時間などは応募時に確認しておくことをおすすめします。
インテリアデザイナーの仕事は幅広く、なかなか応募先を絞れない人も少なくないはず。上記を参考に、まずは、手掛けたい施設や得意分野、デザインの好み、将来のキャリアビジョン、働く上で譲れない条件などを明確にするところから始めてみてはいかがでしょうか。
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