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インテリアの仕事に役立つ資格「リビングスタイリスト」とは? 概要と活かせる職場

インテリアの資格と聞くと、インテリアコーディネーターやインテリアデザイナーなどを思い浮かべる人が多いですが、「リビングスタイリスト」という資格があるのはご存知でしょうか。主にインテリアの販売・接客業において役立つ資格で、インテリアコーディネーターと並行して持つ人も増えています。今回はリビングスタイリスト資格の内容を紹介します。

リビングスタイリスト資格制度とは?

リビングスタイリスト資格制度は、一般社団法人日本ライフスタイル協会の民間資格です。この資格を取得することで、インテリアに関する幅広い知識と接客技術が習得でき、多様化する顧客のニーズに対応できるインテリア販売のスペシャリストとしての活躍が期待できます。店頭で商品の魅力を説明するだけではなく、顧客のライフスタイルを把握し、最も適切な提案を行う能力が身に付くため、流通業界からも注目を集めているようです。

リビングスタイリスト資格試験は、1級、2級、3級があります。受験資格に制限は設けられていないため、年齢や学歴を問わず誰でも受験可能です。ただし、1級の受験は2級を合格していることが条件となっています。

試験内容は主に、テーブル、カーテン、照明、キッチン、バス、トイレなど家具の商品知識 や、流通の仕組み、マーケティング、接客販売、ビジネスマナーなどの販売知識から成り立っています。1級に関しては、上記の他に商品調査や競合調査、時事問題など実務的な内容も問われます。

インテリア用品を扱う人はもちろん、流通の現場で働く人や、コミュニケーション能力・ビジネスマナーを身に付けたい学生など、幅広い人に役立つといえます。

インテリアコーディネーター資格との違い

リビングスタイリストは、インテリアの知識に加え、流通業での接客・販売に役立つ資格です。インテリアに関する知識に重点が置かれたインテリアコーディネーター資格よりも幅広い業界でニーズがあると考えられます。

リビングスタイリストの合格率は2級が約75%、1級が約50%です。ちなみに、インテリアコーディネーターの合格率は、一次試験が約30%、二次試験が約60%。インテリアコーディネーターよりも取得しやすいため、インテリアを学び始めた学生や、インテリアの仕事を始める第一歩として最適な資格といえるでしょう。

また、接客や顧客とのコミュニケーションについて深く学べるため、インテリアコーディネーター資格の保持者ながらリビングスタイリストの資格を取得する人もいます。インテリアコーディネーターの資格保持者にとっても、顧客対応技能のブラッシュアップや、仕事の幅を広げるきっかけにもなっているようです。

リビングスタイリスト資格が活かせる仕事

リビングスタイリストの活躍の場は幅広く、インテリアショップ、家具、カーテン、照明などの専門店はもちろん、家電量販店、百貨店やスーパー、住宅、建材、設備、雑貨などの各種メーカー、設計事務所や工務店などがあります。

インテリア関連の仕事をしている人はもちろん、インテリア関連の仕事に興味はあるけれど、何から始めたらいいかわからないという人が最初に勉強する資格としても最適といえます。関心があれば、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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