公開日:2021年8月2日
(更新日:2023年6月27日)
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建築土木の需要は増えつつあるものの、人材不足が続く建築・インテリアデザイン業界。専門知識を必要とするのはもちろんですが、建築やインテリアといってもさまざまな分野があるため、自社が求める人材を採用するのに苦労している企業も多いのではないでしょうか。今回は、建築・インテリアデザイン業界で求める人材を採用するにはどうしたら良いか、求人広告作成のコツなどをまとめました。
まずは採用基準を明確にしよう
建築・インテリアデザイン業界での募集に限りませんが、採用活動をする際にはまず採用基準(=欲しい人材)を明確にする必要があります。資格の有無、経験年数、求めるスキル、年齢のほかに、経験が浅くても長く活躍してくれる人材が欲しいのか、特定のジャンルについて深い専門知識をもつ人材が欲しいのかなどによっても求人広告でアピールする内容は異なってくるでしょう。
一番目立つ「職種名」は具体的に
求職者が真っ先に目にする職種名は、パッと見てどの業界の何の職種かがわかるように表記することが大切。職種だけでなく、「設計士→住宅設計士」「コーディネーター→キッチンコーディネーター」など、どの分野の仕事かわかるとベストでしょう。求職者の目に止まりやすくするだけでなく、インターネット媒体の求人広告では、検索時に求職者の求める職種でヒットさせるためにも重要になります。
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募集要項の書き方は?
募集要項は求人媒体により多少異なりますが、仕事内容、雇用形態、応募資格、給与、勤務地、勤務時間・休日、福利厚生・待遇などが必須項目として挙げられます。全項目に共通して言えるのは、実際に運用されている事実をもとに具体的に記載すること。記載する際のコツや気つけたい点を見ていきましょう。
■仕事内容
自社ではどのような流れで仕事をするのかがわかるように記載しましょう。1日、もしくはプロジェクトごとの仕事の流れや一人が担当する業務の量、クライアントへの訪問の有無や頻度などを記載すると、求職者は入社後の仕事をイメージしやすくなります。
■雇用形態
正社員、もしくは契約社員など。試用期間がある場合はその旨と給与や待遇の違いがあれば記載します。
■勤務地
配属の可能性がある勤務地を記載。転勤の可能性の有無も記載します。
■応募資格
応募に必須の資格や経験などを記載します。必須ではなくとも歓迎や優遇したい経験やスキルがあればそちらも記載しましょう。「建築業界でさらなるキャリアアップを目指したい方歓迎!」など求める人材像を歓迎する旨を記載するのもおすすめです。
■給与
できる限り具体的に記載しましょう。経験やスキルによる場合は、「入社〇年後〇〇万円」などと記載するのがよいでしょう。基本給のほかに、残業代についても記しておきます。
■勤務時間
こちらも具体的に記載しましょう。近年では残業時間の目安を記載することも一般的になっています。
■休日
基本的な休日についてと、有給や慶弔休暇も記載します。産前産後休暇、育児休暇の実績や、有給利用の具体例(連休OKなど)も記載するとイメージアップにつながります。
■福利厚生・待遇
社会保険や交通費のほか、住宅手当や資格手当、祝い金などがあれば記載します。
より魅力的な求人広告を作るには?
求人媒体によりますが、募集の背景を記載するのもおすすめです。例えば、「業績良好により、組織体制の強化を図るため人材を募集」「今後、組織を担っていただける若手も丁寧に指導します」といったように記載すれば、求める人材と自社のアピールが同時にできます。
また、募集要項だけでなく、キャッチコピーや自社をアピールする文章もできる限り魅力的に記載したいもの。プロの手を借りることができる求人媒体を選ぶのが良いでしょう。ただし、自社の魅力(例:社風や待遇の良さ、教育体制が整っている、流行の先端をいく意匠建築に関われるなど)については事前にまとめておきましょう。
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