公開日:2021年6月7日
(更新日:2023年6月27日)
画像素材:PIXTA
現在日本でインテリアデザイナーとして活躍している人は19万人以上いると言われています(平成27年国勢調査より)。新たにインテリアデザイナーの雇用をする場合、有能な人材をどのように見極めればいいのでしょうか。今回は、採用面接時に聞いておきたい9つの質問を紹介します。
【1】当社を志望した理由は何ですか?
志望動機は、定番ですが大切な質問。インテリアデザインの事業を展開する企業はほかにもたくさんある中で、「なぜ弊社でなければだめなのか」を聞くことで、事前に情報収集をしてきたか、どのような意欲を持っているかなどがわかります。
【2】退職、転職した理由は?
中途採用の場合は、新しい目標を見据えて転職したのか、退職はポジティブな理由だったのかなどを確認しましょう。ネガティブな理由も一概にNGとは言えませんが、同じ理由で退職することになれば、会社にとっても損失になります。理由を聞いたうえで、入社後に即戦力になるのかを見極めましょう。
【3】仕事をする上で大切にしていることはありますか?
どのような価値観を持っているのか、仕事をどう捉えているかを知ることができます。また、インテリアデザイナーはコミュニケーション力が必須。この質問には、過去にどのように人と関わってきたかを答えることが多いため、クライアントとスムーズにコミュニケーションを取れるか、協調性を持っているかなどを判断するのにも役立ちます。
【4】あなたのデザインに影響を与えたものを教えてください
いつ、どんなものに影響を受けたかを理由と併せて聞いてみましょう。デザインにどのような理念を持っているか理解することはもちろん、その人の価値観が会社の社風に合っているのかも知ることができます。
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【5】インスピレーションは普段どんなところから得ていますか?
デザイナーにとってインスピレーションは命とも言えるもの。希望者のデザイン観や知識を知るためにもぜひ聞きたい質問です。どんなところからデザインの着想を得ているのかを聞きつつ、クライアントが求めているものを理解する力、クライアントの理想のデザインを提案できる力を持っているかを確かめましょう。
【6】これまでの仕事で特に印象に残った出来事を教えてください
中途採用者向けの質問です。これまでのどのような仕事が印象に残ったのかを聞くことで、どんなことにやりがいを覚えるか、どのような感性を持っているかを知ることができます。仕事の内容だけではなく、その時の経験が後々どう役立ったかまで深堀りしてみましょう。
【7】仕事に取り掛かる前、クライアントにどのような質問を投げかけますか?
どのように仕事を進めていくかを確認するための質問です。インテリアデザイナーという仕事の特性上、クライアントと柔軟に会話ができる能力は必須。有能なデザイナーであれば、クライアントの予算や希望のデザイン、それに対する自分の考えなどを相手に伝えると考えられます。要望を「聞きだす」「提案する」「交渉する」 といった円滑なコミュニケーションスキルを持っているかも確かめましょう。
【8】今後、どのような仕事をしていきたいですか?
どのようなビジョンを持っているか、どのようなキャリア観を持っているかを尋ねることで、「会社の一員として、会社と同じ方向を向いて仕事をしてくれそうか」「会社に貢献してくれるか」を考えましょう。
【9】質問はありますか?
いわゆる逆質問は、どの企業も最後に投げかけることが多いようです。求職者側もまた、逆質問されることを前提に面接を受けているはず。求職者がどれくらい自社に関心を持っているのか、熱意を知るチャンスでもあるため、ぜひ聞いてみましょう。
インテリアデザイナーは専門知識に加えて、色彩感覚や造形能力、社交性など、さまざまなスキルが必要となる仕事です。最初からその全てを兼ね備えた人を見つけることは難しいかもしれませんが、“これから育てていく”ことを視野に入れ、自社とマッチする人を選考することが大切になるでしょう。
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