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新資格・施工管理技士補って何? 業務内容や必要なステップなどを解説

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2021年3月より、施工管理技士の資格制度が改正され、新たに「施工管理技士補」ができました。この資格ができたことで、建築業界で働くハードルが下がり、働く側にも採用側にも大きな変化がもたらされています。今回は、この施工管理技士補について解説します。

そもそも、施工管理技士とは

施工管理とは、字の通り施工全体の管理を行うことです。施主の要望や予算に合わせた施工計画、工程管理、品質管理、安全管理などが主な業務です。仕事は膨大で責任も大きいため、規模の大きさにより複数人で行うこともあります。この施工管理を扱う国家資格が「施工管理技士」です。

施工管理の仕事は、資格を持っていなくても実務経験を積むことが可能です。しかし、建築業では一現場に必ず一人、監理技術者、もしくは主任技術者を配置しないといけません。この監理技術者や主任技術者になるには施工管理技士の資格を取得するのが一般的です。施工管理技士の資格試験は1級と2級があり、現場ではそれぞれ、1級施工管理技士は監理技術者や主任技術者、2級施工管理技士は主任技術者の役割を担うことができます。

資格制度が改正、新たにできた「施工管理技士補」

施工管理技士の資格は、これまでは1級と2級にそれぞれ学科試験と実地試験がありましたが、その制度と試験内容が見直され、学科試験は第一次検定、実地試験は第二次検定という名称に変更となりました。また、旧制度では学科試験と実地試験の両方に合格することで、施工管理技士の資格を取得できましたが、改正後は第一次検定に合格すれば「施工管理技士補」という資格を取得できるようになっています。

そのほか、旧制度では学科試験に合格しても、翌年に合格できなかったり試験が受けられなかったりした場合は、学科試験から受け直さないといけませんでしたが、改正後は一度一次試験に合格すれば、無期限で何度でも二次検定から受験することが可能になりました。

また、旧制度では2級施工管理技士の資格取得後は、一定年数の実務経験がないと1級施工管理技士の試験を受けられませんでしたが、新制度では2級施工管理技士試験合格後、実務経験を問わずすぐに1級の試験を受けることができます。

施工管理技士補という新たな資格が加わっただけでなく、資格取得のハードルがこれまでより低くなりました。

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1級施工管理技士補はどんな仕事?

1級施工管理技士補は、監理技術者を補佐する仕事につくことができます。本来、所定の大規模な工事現場には、専任の監理技術者を置かなければならず、監理技術者はほかの現場との兼任はできませんでした。それが施工管理技士補を置くことにより、監理技術者が2つの現場を兼任することが可能となり、技術者不足の解消が期待されています。

施工管理技士補の資格を取得するメリット、注意点

施工管理技士や技士補の資格を持っていなくても、建設業で働くことは可能です。しかし、建設業では監理技術者(主に施工管理技士の資格を持つ人材)が不足していると、仕事を受けられなくなってしまうため、企業は当然有資格者を欲しがります。働く側としても資格を持っていることでさまざまな選択肢が広がりますし、給与や待遇も変わってくるでしょう。施工管理の仕事でキャリアアップをするには、施工管理技士の資格を目指すことは必須といえます。

今回の改正で、施工管理技士を取得するまでのハードルが下がりました。さらには、施工管理技士の資格を目指す過程で、一次試験に合格すれば施工管理技士補の資格を得ることができるようになりました。施工管理技士補の資格を持つことで、求職の際の選択肢や入社後の給与や待遇も違ってくるでしょう。

施工管理技士補の資格の取得の仕方は、施工管理技士と変わりません。ただし、前述したように試験の内容が一部変更となっています。例えば、第一次検定では、学科試験で出されていた知識問題を基本に、旧制度中に実地試験で出されていた能力問題の一部が追加され、「監理技術者補佐」として施工管理を的確に行うために必要な知識及び応用能力を有しているか判定する内容になりました。受験の際は、これらを踏まえたうえで対策をとりましょう。

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