インテリア業界の就職・転職に役立つWebマガジン インテリアお仕事マガジン

アトリエ系と組織系で異なる!? 服装から考える建築士の仕事

画像素材:PIXTA
建築関連の仕事の中でも、建築士は比較的自由に働く服装を選べる職場が多いようです。とくにアトリエ系設計事務所で働く人々は、オシャレでセンスがよいイメージがあります。一方、組織系設計事務所はジャケットや襟付きシャツの着用が基本です。ちなみに最近では、“スーツ型の作業着”という新たな選択肢も出てきました。今回はそんな建築士の服装について紹介します。

建築士の服装は組織系かアトリエ系かで異なる

「アトリエ系」とは意匠建築をメインに請け負う建築設計事務所。著名な建築家の設計事務所では大規模な建築物も扱っていますが、一般的なアトリエ系設計事務所では主に個人宅や小規模の建物を扱っています。

「組織系」とは、意匠・構造・設備などの設計を総合的に行う建築設計事務所。マンションや公共のビル、商業施設など大規模な建築物をメインに扱っている会社が多いです。

冒頭でもふれたように、同じ建築士でもこの組織系かアトリエ系かによって、求められる服装や許容範囲が異なります。

アトリエ系設計事務所の服装とは?

アトリエ系設計事務所で働く場合、オフィスカジュアルの範囲で服装は自由であるケースがほとんど。多くの事務所が、男性であってもスーツを着用する義務などを設けていません。襟付きシャツにチノパンなどの服装が一般的で、派手な柄物などでない限りは色付きや柄のシャツもOK。ただし、インナー以外のTシャツやカットソー、トレーナー、ハーフパンツなどはNGとされていることが多いようです。髭や髪型などに制約を設けていない事務所も目立ちます。

また女性の場合もカットソーやニットスカートやパンツなど、比較的好きなスタイルで働くことができるでしょう。アクセサリーなどもOKなケースが多く、極端に奇抜なものでなければヘアスタイルが問題になることも少ないでしょう。

組織系設計事務所はスーツが基本?

画像素材:PIXTA
組織系設計事務所はジャケットや襟付きシャツ、スーツなどの着用を基本とする企業が多いようです。クライアントが大企業や公的な機関である場合、商談や打ち合わせなどでジャケット着用が求められるのは当然かもしれません。そういった面では、アトリエ系設計事務所ほど自由ではないでしょう。

ただし、必ずしも上下揃いのスーツでなくとも、チノパンにジャケット程度でOKな企業が多いようです。企業や部署によっては、アトリエ系と同じように、オフィスカジュアルの範囲である程度自由な服装が許容されている場合もあります。

ちなみに、最近では動きやすさと機能性を重視したスーツ型作業着というものが登場し、着用する人が増えているようです。建築士はデスクワークや打ち合わせだけでなく、建築現場などに足を運ぶこともあり、そういった場所では本来、動きやすく汚れても問題ないような服装がベスト。スーツ型作業着は、見た目は普通のジャケットですが、ストレッチが効いており動きやすいのが特徴です。ポケットの位置がより使いやすく配慮されていたり、撥水加工が施されていたりと、機能性にも優れています。消耗してしまっても通常のスーツと比べ買い替えやすい値段なのも好評です。建築士の服装の新たな選択肢として知っておくとよいでしょう。

働くイメージを想像すれば就活や転職のモチベーションもアップ

「気持ちを切り替えるにはスーツがいい」「なるべく好きな服装を楽しみたい」「機能性重視」など、仕事においてもファッションに対する考え方は十人十色。まずは好きな建築家のファッション、気になる設計事務所のルールなどを調べて、自分がどのように働きたいのか、服装からイメージを膨らませてみるのも面白いかもしれませんね。

求人@インテリアデザインでは、大手企業から個人事務所まで、業界内の様々な会社の採用情報を掲載しています。業種、職種、特徴、キーワードなどで絞って検索ができるので、あなたに合った仕事を探せます。
建築設計の求人転職情報
インテリア業界の求人転職情報

インテリアお仕事マガジンについて

インテリアお仕事マガジンが求職者の方へお届けするWebマガジン。
求職者より寄せられた悩みや疑問を元に、インテリアデザイン、施工管理、建築設計に関する業界知識や制度など、就職・転職に役立つ情報を定期配信しています。

  1. トップ
  2. インテリアお仕事マガジン
  3. アトリエ系と組織系で異なる!? 服装から考える建築士の仕事