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施工管理者とは、現場で誰が・いつ・どこで・何をすれば工事が効率良く進むかを考えて実行し、問題の発生時には解決に導く、司令塔となるポジションです。工事の内容に応じて、建築施工管理技士・土木施工管理技士・電気工事施工管理技士・電気通信施工管理技士・建設機械施工技士・管工事施工管理技士・造園工管理技士という7タイプの施工管理者が、それぞれ専門分野で活躍しています。
建設会社や不動産会社、デベロッパー、ハウスメーカー、プラント(エネルギー、社会インフラなど)、工場(メーカー)などに就職することで、施工管理者としてのキャリアがスタート。未経験者の場合、最初は施工管理者のポジションに就かず、先輩のサポートをしながら現場作業の流れや職人との関わり方、業務に必要な知識、業界用語などを覚えていきます。1人前になるまでの期間は、携わる工事や会社によってさまざま。1年以上かけ、施工管理者をじっくり育成していく企業もあります。
学歴は必須ではないものの、施工管理技士の資格取得に必要な実務経験の年数は、高学歴になるほど短くなります。施工管理者は実務経験を通して専門知識を習得していくため、大学・大学院・専門学校は文系・理系どちらの分野を選んでもOK。施工管理者の出身学部として多いのは、建築系や土木系、機械・電気系など、7種類ある施工管理者それぞれの専門知識を学べる学校や学部へ進む方が多いようです。
職人や協力会社と連携したり、工事現場にいる作業員を牽引したりしながら工事を進行するため、施工管理者はコミュニケーション能力やマネジメントスキル、リーダーシップ力を磨く必要があります。工事の進行状況によっては、途中でスケジュールを調整し直したり急なトラブルに対処したりするため、臨機応変な対応力や判断力も欠かせません。工事は大規模なものだと、完成までに10年・数十年と長い年月がかかる場合もあるので、地道にコツコツと業務に取り組む努力も求められます。
施工管理の資格は、建築施工管理技士、建築機械施工管理技士、土木施工管理技士、電気工事施工管理技士、電気通信工事施工管理技士、管工事施工管理技士、造園施工管理技士の7種類あります。それぞれ1級と2級があり、どちらも受験するには一定年数の実務経験が必要です。
資格は必須ではありませんが、保持していることで転職に有利となるほか、仕事の幅が広がり、給与の増額やキャリアアップにもつながることでしょう。社内で勉強会を開催したり、通信講座やスクールの受講費と受験費用を会社が負担したりすることで、積極的に取得を支援する企業も増えています。
メインとなる仕事は下記の「4大管理」です。
現場監督としての指導や工程管理など、現場での業務が中心ですが、工事施工図の作成や工事利益の管理、資材の発注、実行予算の作成など、オフィス内での作業も多岐にわたります。
9:00
現場に到着。その日の作業日程を確認。
9:30
朝礼。体操で体をほぐしたあと、作業の工程や注意事項、装備等を全員で確認。
10:00
作業スタート。現場を巡回し、工事の写真撮影や点検、作業員への指示など。
12:00
昼食
13:00
午後の作業を開始。発注者や協力会社との打ち合わせ(進捗状況の確認など)もあり。
15:00
現場に戻って巡回し、作業状況の確認。
17:30
現場での作業が終了。
18:00
オフィスへ戻り事務作業。その日の作業記録の作成や翌日以降の工程の確認、工事写真の整理など。
19:00
退社
施工管理者の年収は、会社の規模や携わる分野によっても異なります。施工管理者の全体的な年収は350万円程度から1000万円超まで幅広く、平均年収は一般的に、400万〜500万円がボリュームゾーンとされています。持っている資格によっても給与が変わり、大まかな目安は無資格で350万円〜、2級で年収400万円〜、1級で年収500万円〜。地域による差もあり、地方と比べ首都圏を中心とした都市部は年収で50万円ほど高くなる傾向があるようです。また高学歴になるほど、給与も高くなります。
職人や協力会社を統括し一丸となって取り組んだ工事が完了した時は、達成感に浸れます。自分が携わった建物などが形として残ることは、大きなやりがいに。完成した姿を見たお客さまが喜んでいると「がんばってよかった」と安心すると同時に、「次もお客様のためにがんばろう」とモチベーションが高まります。
仕事内容は毎回同じでも、現場が変わる度に気持ちを入れ替え新鮮な気分で業務に臨める点も、施工管理の魅力といえるでしょう。国家的プロジェクトやインフラをサポートする工事に携わった時は「人々の暮らしや社会を支えている」という誇りと社会的意義を感じられます。
施工管理者