職種から求人を探す
会員登録(無料)
会員限定の機能をご利用いただけます。
- 企業からのスカウトを受けられます
- 最新の求人情報をメールでお届けします
- ブックマーク機能「気になるリスト」が使えるようになります
インテリアデザイナーとは、一言でいうと室内空間をデザインする仕事です。手がける対象は、住宅、オフィス、商業施設、乗り物、公共施設、美術館などあらゆるもの。依頼者や建築設計者、施工業者などと打ち合わせをしながら、室内の内装や照明、家具、インテリア雑貨などをトータルで設計・コーディネートします。依頼者の要望を叶えながらより快適な空間を作り出すのが役割です。
大学、短大、専門学校などで建築や住宅、インテリアについて学び、インテリアや建築関連企業に就職するのが一般的です。就職先は建築設計事務所やデザイン事務所、ゼネコン、住宅メーカー、リフォーム会社など多岐にわたります。扱う空間は企業によって千差万別なため、自身の希望する分野の就職先を選ぶことが大切です。
就職先の選択肢を広げたい、または大手の設計建築事務所やゼネコンなどで経験を積みキャリアアップしたいという場合は、4年制の大学で学ぶのがよいでしょう。美術系大学であれば、デザイン学科や空間デザイン学科、環境デザイン学科など。また建築系の大学であれば、建築学科、建築デザイン学科などで知識を身につけます。
専門学校は実践的な内容を効率的に学ぶことができるのがメリット。建築学科、インテリアデザイン学科、空間デザイン学科などがあります。多くは3年制ですが、学校によっては2年制や夜間コースなどがあるため、社会人になってから学び直したい人やキャリアアップのために勉強したい人にも最適です。
まず何よりもインテリアが好きなことが大事です。専門知識が必要であることはもちろん、クライアントの要望に応じてさまざまな趣向の空間が求められるため、幅広くデザインについて学び続ける必要があります。想像力や美的センスも必須ですが、基本的にクライアントの要望に応えることが第一なので、芸術家のような飛び抜けたセンスは必要なく、さまざまなデザインにふれながら勉強することで磨くことができます。多くの人と関わるため、チームで仕事をするのが苦でないことや、コミュニケーション能力も求められます。
インテリアデザイナーになるために特定の資格は必要ありません。しかし、インテリアや建築に関する資格があるほうが就職にも有利です。インテリアデザイナーに直結する資格としては、日本デザインプランナー協会主催の「インテリアデザイナー認定試験」があります。
スキルとしては設計図面の読み書きや、近年ではCADや、llustratorやPhotoshopといったDTP系のソフトも扱うケースが多くそれらの操作ができることもほぼ必須。簡単なアイデアスケッチやパースなど、最低限の手描き表現ができることも求められます。
住宅、オフィス、商業施設、乗り物、公共施設、美術館などの室内空間をデザインし形にするのが仕事。室内の内装や家具、什器などの設計から行うため、建物内の図面も描けなくてはいけません。依頼者や建築設計者、施工業者などと打ち合わせをしながら、全体のテイストや色調を提案し、照明、壁紙、家具や雑貨のセレクトや必要があれば制作などを行い、トータルでコーディネートします。
9:00
出社。社内の連絡事項やクライアントからのメールをチェック。
10:00
担当中の案件ごとに社内でミーティング。
12:00
昼食
13:00
クライアントや施工業者との打ち合わせのため外出。
15:00
工事中の建築現場に出向き、作業の進捗状況を確認。
17:00
オフィスへ戻り、図面の修正やメールの返信など。
18:30
退社
インテリアデザイナーの平均年収は、入社後5年程度で一般的に300~400万円程度といわれています。もちろん、雇用形態や働くエリアなどによっても年収・給与は変わってきます。一般的に、新卒や未経験者など新人の頃は280~300万円程度、入社後10年を超えたインテリアデザイナーは400~600万円程度です。中にはそれ以上の年収を得ている人もいて、280〜800万円程度が全体のおおよその給与幅です。
デザインやイメージが目に見えるかたちとなるのがこの仕事の醍醐味です。案件にかかる期間は短くても数カ月、ときには数年を要することもあります。修正作業やさまざまな困難がともなうため完成したときの達成感もひとしおです。依頼者の思い描いていたイメージ通りのもの、あるいはそれ以上のものに仕上げられ、喜んでもらえたときや、店舗や商業施設などは、完成後に利用されているシーンを見た瞬間も大きな感動を味わえます。自身の美的センスを活かせるのもこの仕事の魅力です。
インテリアデザイナー